canashiroのブログ

はてダ挫折者の再挑戦。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

見てきた。雨の中、合羽をきこんで20分。
昨晩のレイトでみるか悩んだけど、今日見てよかった。レイトでみてたら興奮したまま、眠りにつけないところだったかもしれない。
できれば、何人かで見に行って、終了後、居酒屋あたりになだれ込んでそのまま語りたい感じです。えぇ、一人で雨の中をまた帰ってきましたけど。
以下、ネタバレ
エヴァの物語構造が暗→明→暗であるうちの、明→暗に相当する第2部。
前半は思いっきり明るいエヴァを意識して作ってありますよね。BGMもカレカノのサントラからひっぱってきてるものが多いし。TV版は明るい中にも、すこし陰を落とすエピソードがあるんですが、そこらへんがわりとやわらかめに変えられていて、とにかくシンちゃんハッピーハッピーという状況。アスカ初登場の戦闘シーンもカメラがグルグルまわってとにかく楽しい。単騎ですけど、キックもありますし。
今回、戦闘シーンにおいて顕著なんですけど、TV版の複数のエピソードを兼ねさせるというシーンが多かったように思います。前述の二号機初戦闘シーンも、7話と8話の戦闘シーンを兼ねてますし、落下使徒のシーンもサハクィエル戦にマトリエル戦の連携プレイという要素をかねさせてますよね。
しかし、ハッピー演出も後半のアスカの死亡フラグたてっぷりは異常。尺が短いせいもあるんですけど、明パートにおいても綾波のかませ的に扱われ、あげく3号機には乗せられるわで本当に、アンノ監督はいつもアスカにひどいことをするよね。眼帯アスカが予告で流れたので、Qでもかませ犬的に復活することがあるのかもしれませんが……。あ、でも二号機はぶっ壊れちゃってるしなぁ。旧夏エヴァでも、アスカがやられちゃうシーンはそうとう、きつかったんですが、今回も見ててかなりきつかったです。これはアスカ派だからか、そうでない人もきついのか。
シンジ的にも、TV版では誰か知らないけど人がのってる、という状況だったのが、今回は明確にアスカがのってるわけで、悲惨さがさらに増してますね。その直前まで綾波手料理パーティーとかでテンションがあがりまくってただけに、なおさら。男の戦いパートも、レイの自爆シーンを兼ねてて(TV版でも特攻はしてるけど)、かなりきつい。なんか映画後半はみてて重い感じがしまくります。
新キャラのマリに関しては……。個人的な感想としては”異物”感がして、浮いてたなぁ、という印象が強いです。キャラのバックグラウンドがまったく語られていないので、Qでそこらへんが明らかになると印象もかわるのかもしれませんが。あと、アスカのあとに、二号機に乗り込むというのも、アスカが大変なことになってちょっとテンションが下がっているアスカ派としては反感を覚えざるを得ませんし……。
レイは捕食されるわ、二号機は大破するわ、アスカは退場させられるわ、で覚悟していたとはいえ、本当にきっつかったです。なんか、ほんと、いもたれする勢いで。