canashiroのブログ

はてダ挫折者の再挑戦。

続:ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

長文で書いてもうまくまとまんないので、覚えてる点を箇条書き。当然ながら、以下ネタバレ。

  • アバンタイトルは北極で戦うマリさん。薄暗く細長い通路の中で戦うロボット、といえばパト2を思い出すのはロボットアニメファンとして正しい姿だと思います。
  • 辺獄というネーミングがいかにも”エヴァ”然として面白い。
  • 相変わらず逃げ足の速い加持。ゲンドウの元にもっていったいのはアダムではなく、「ネブカドネザルの鍵」。外見は生命の樹っぽい。ともあれ、物語のキーアイテムであることに変わりはなさそう。なぜ北極にあるユーロとロシアの共同研究所にあったのか、とかは整合性があるのだろうか。
  • 加持さん、英語をしゃべる。山ちゃんはいろいろ出来て偉いなぁ。アスカのドイツ語のシーンのために、ドイツ語を勉強したみやむーを思い出す。
  • 冒頭に墓参りシーン。ミサトの送迎付き。TV版のときは、ミサトは友人の結婚式に出てるのよねー。なんとなく、ゲンドウとシンジの仲がTV版より温和な感じがする。
  • 加持がリツコを口説いているところをミサトに見つかるシーン。ぱっぱやっぱー、のSE(BGM?)あり。カレカノからの流用だと思われる。
  • 以後、明パートにおいて、カレカノBGMが多用される。シンジと綾波の、シンジとアスカの、加持とミサトの、彼氏彼女の事情、という意味だろうか。それとも新ヱヴァはカレカノを含んだエヴァ以降を内包しますよ、ということだろうか。
  • 明パートにおけるアスカの性格が、TV版のものとは異なる。人当たりのよさが影を潜め、ヒカリとすらあまり仲良くない様子。DSっぽいゲームで一人で遊ぶアスカ。TV版では壊れちゃったあとに延々とSSやってるシーンがあったけど、こちらのアスカはデフォルトでそういう子の様子。
  • TV版のアスカは一般の人に、すごく人当たりがいい印象だったけど、ヒカリとはそういう部分を越えて友情をはぐくんでいると思っていただけにちょっとショック。
  • そういえば、アスカが大佐。TV版ではミサトさんが一尉→三佐だったのに、偉いもんだ。ネルフ自衛隊の一ニ三方式から大中小方式の変わってるのか?大学を出てる、といった説明はなし。(だと思う)
  • 綾波雑巾しぼり→お母さんって感じ、がカット。代わりにシンジ(とゲンドウ)のために料理を練習するレイ。TV版に比べて感情豊かに描かれていると同時に、ユイの代替としてシンジとの擬似親子関係というよりも、男と女としての恋愛感情として描かれてる気がする。
  • アスカ→加持さんの恋愛感情もなし。そもそもアスカと加持は旧知の仲ですらなさそう。代わりに、アスカ→シンジの恋愛感情が目立つきがする。LAS者の腐った目かもしれない。
  • 寝ぼけたアスカがシンジの布団に入るシーンは、アスカが自らの意思でシンジの横で眠る形に変更。但し、背中合わせ。ママ…のつぶやきなし。
  • シンジもまんざらではない様子。とはいえ、シンクロ訓練、シンジの夜這い(未遂)、マグマダイバーにおける捨て身の救出(と股間の膨張)、お母さんの命日にキス、といったフラグが全部はしょられているので、アスカとシンジの繋がりはTV版に比べて弱い気がする。特に、キスがはしょられているのは、新劇場版の流れ(あるいはシンジ)のなかでアスカの占める位置が相対的に下がってるんじゃないか、と気になるところ。
  • 加持さんが社会科見学と称して海洋研究所に連れて行くシーンあり。軍関係ではないのにケンスケのテンションが高い。海洋生物マニアでもあるのか?単純に普段入れないところに入れるからか?
  • 社会科見学時、トウジがジャージではない。でも、妹の退院の時にはジャージ。今回の映画版で一番幸せになってるのは間違いなくトウジ。次点で(トウジが死なないという意味で)ヒカリか。但し、映画版においてヒカリ→トウジの描写はなし。
  • 海が赤いのは、TV版における南極の海が地球全体に広がっている、ということらしい。南極は代わりになんだかすごい穴みたいのが空いている感じ。
  • 加持がミサトの過去を話す。大筋でTV版と差異はないみたい。
  • 加持さんが喫煙者。漫画版は喫煙者だけど、TV版は喫煙シーンなかったよね?
  • 綾波は相変わらず肉をたべない御様子。とはいえ、おにぎりぐらいたべてあげてもいいんじゃないか。味噌汁だけすする綾波。破においては、食事シーンとか、食事そのものが妙にクローズアップされているような。
  • 三号機vsダミープラグでは、ダミープラグが使徒を捕食する描写あり。ダミープラグが単なる粗暴な動きから、TV版の暴走に近い動きになってる。代わりにゼルエルっぽい人が零号機を食べちゃう。
  • サハクィエルっぽい人は成層圏にある間はレリエルっぽい外見。エヴァの疾走は郊外っぽいところから、まるっきり都市の中に変更に。第三新東京市のギミックが最大限に発揮されていて、超カッコイイ。あのレース場みたいな機構とか、階段状になるビルを設計した人は「こんなこともあろうかとー!」と叫んでいるに違いない。
  • サハクィエルっぽい人撃破のときは、三体の連携がより強固に。あと、使徒自身も人型の本体のようなものが映えてきて初号機とプロレスの力比べっぽいのをやってて、面白い。
  • ラーメンシーンはカット。
  • 相変わらず消滅する4号機がかわいそう、です。ネルフの目的がゼーレのそれと違うことをにおわせるシーンあり。やっぱりユイの復活なんだろうか。
  • 動きのない長尺でおなじみのエレベーターシーンも再現。尺はかなり短くなってますが、アスカが鼻をすする描写も当時のままでなんか、感動。レイの台詞が真逆(エヴァに乗るしかない→エヴァにのらないのも幸せのひとつ)と代わってるのが気になるなぁ。
  • 参号機を引き受ける代わりに、弐号機を凍結。パイロットはそのままスライドしてアスカ。コアの書き換えを行ったのか、コアシステムの仕様変更かは謎。そういえば序盤でシンジがLCLを母さんの匂い、と表現するシーンあり。そう考えるとコアの書き換えか。
  • (おそらく搭乗テストを変わった)アスカにお礼をいうレイ。それを受け入れるアスカ。新劇場版は人間関係がマイルドでいいなー。
  • 参号機に乗り込む前に最後の死亡フラグをたてるアスカ。シンジ争奪レースにおいて当て馬扱いされ、クラスでは一人でゲームするアスカの心情吐露に、すごく切なくなる。
  • テスト用プラグスーツがエロイ。劇場版前売りのドラマCDを思い出す。あれは乳首が見えるんだったけか。
  • バラディエルっぽい人の描写に変化あり。エントリープラグそのものに取り付く青白いカビみたいな描写に。エヴァ2だと赤いカビだったよな。
  • バラディエルは動き自体はあまり変化してない。背中から第三、第四の手が生える描写あり。天さん!
  • 初号機に噛み砕かれるエントリープラグ(アスカ入り)。TV版でもそうだったが、参号機が活動停止した次点でダミープラグきってあげてもいいよなぁ。今回のエントリープラグなんて、重要なサンプルだろうに……。
  • ダミープラグ起動と同時に「今日の日はさようなら」が流れ出す。伊集院リスナー的には「いつまでもたえることなく友達でいようコーナー」を思い出して微妙な気持ちに。
  • ともあれ、”今日の日は”ってことは復活ですよね。ママはここにいたんですよね!。→予告に眼帯アスカの登場シーンあり。でも、復活したらしたで直後に惨殺フラグにしか思えないのが悲しい。
  • その後、シンジが切れてあばれるシーンが具体的に描写されてた。本部を踏みつけるシンジ。砂場遊びを思い出しますね。TV版では加持による説得だった気がするけど、今回は実力行使されて停止。
  • 激昂するシンジ「父さんも大事な人を失えばいいんだ!」。ユイに関する描写がまったくといっていいほどないけど、ちょこちょことユイを連想させる台詞をいれてくるなぁ。
  • その後、ネルフを去るシンジをとめようとして、避けられるミサト。TV版だとどうだったか記憶にないけど、24話のあとに似たようなシーンあったよね?手を握ろうとして避けられるミサト。
  • ゼルエル(ッぽいひと)襲来時にシンジがジオフロントに戻っていたことに説得力を持たせる描写として、ジオフロントの避難所にいた、ということに。その後、説得するのが加持さんじゃなくて、マリになってる。まあ、あれは説得じゃねーけど。実際的には加持さんの畑とか、綾波がたべられっちゃったことで乗らざるを得ないことを自覚したんでしょうね。
  • 弐号機に乗り込むのはマリさん。マリは極秘で日本に入国したっぽいけど、コアの書き換えは?起動の手伝いは?など疑問が残る。あと、ネルフの日本以外の支部はゲンドウの影響力がどの程度あるのだろうか。マリはゲンドウにとっても予想外の因子なんだろうか。ゼーレにとっては?
  • 弐号機ビーストモード。制御棒がずらずらっと背中に生えるのはカッコイイけど、四足になる上にほぼ暴走モードなのが非常に怖い。「殺してやる殺してやる…」を思い出す感じ。
  • ビーストモード、ゼルエルの前になすすべなくかませ犬。弐号機はほんとうに、かませ犬だな。
  • 特攻する綾波。N2爆雷より、視覚的に強そうなものをもって。弐号機がATフィールドを破いてくれる。ATフィールドは枚数を重ねることが出来るものらしい。
  • ぼろぼろのレイを見てシンちゃん奮起。素の状態でもゼルエルに対して、おせてるシンジはつえーなー。
  • 暴走シーンにおいて、シンジは自我を保ってる様子。暴走というより、シンジの覚醒に近そう。使徒を取り込むのではなく、ATフィールドによって、失った左腕を形成してるっぽい描写。あと、そのATフィールドを武器として使うことによるロケットパンチに笑った。
  • そのままコアから綾波を助け出そうとするシンジ。今回、三人目の出番はなさそうですね。レイを助け出したことによって、そのまま生命の樹になろうとしてるっぽい初号機を上空から何かで貫くカヲル君。あれはロンギヌスの槍の新デザインなのだろうか。
  • 暴走してる初号機の頭に天使のわっかみたいのが現れる。ちなみに最後に登場するカヲル君in6号機にも同様のものが。エヴァ=天使をより強調して表現してるように感じる。
  • カヲル君「今度こそ、君だけども幸せにするよ」。やはりループっぽいことを示唆する台詞。だとすると、月にロンギヌスの槍(っぽいもの)があったのは前回の影響だろうかね。
  • 次回はQ(quickening)。意味は胎動、かな。