canashiroのブログ

はてダ挫折者の再挑戦。

とある魔術の禁書目録

とある魔術の禁書目録(インデックス) (電撃文庫)
三巻まで読了。全体的に中ニ病をばらまきながら進む人気(らしい)シリーズですか。
ちょっと自分には中ニ病がきつすぎる。というか、全体的に稚拙なのがきっついですわ。目の前に差し出されれば読むけど、自分で買ってまで読む!読む!というほどではないかな。
日本語が理解しづらいところが多々あったり、そもそもの設定、超能力と魔術というものの対比があまり効果的に見えてこない(続刊ではどうか知りませんが)、二巻以降のヒロインが空気、というか世界観の根底のはずのヒロイン空気て。といったところ。
要所要所に織り交ぜられる理系知識がつっこみどころ満載過ぎて疲れる、というのが一番の原因かも。たびたび引用されるシュレディンガーの猫あたりは、なまじっか齧ったことがある自分には鼻について仕方がない。
あとは単純に異能力を使用したバトルものとして見ても稚拙かと。主人公が異例の能力をもっているというのは良いとしても、それを利用して勝つまでが強引すぎる。
全体的に嫌いじゃないエッセンスが多いのだけど、全体的に今一歩すぎる、という感じです。理系知識が多く文才が弱まった那須きのこ、だと思えばおおむね間違ってないかと。