canashiroのブログ

はてダ挫折者の再挑戦。

よつばと!考

よつばと!が成功しているひとつの要素として限りある「夏休み」を永遠のものであるかのように描いている(事実、このままよつばと!が夏休みの終わりとともに終焉を迎えるのであればよつばと!の世界=夏休みであり。夏休みは永遠のものとなる)ところにあるとおもうのですよ。
ただ、よつばとそれをとりまくキャラクター、それにあの世界を夏休みだけに固定するのも惜しいとおもってしまう。
だからといって、このまま秋、冬、春と世界が継続していくことを望むわけではないのですが。
確実に終わりへと向かっているよつばと!世界における夏休み。
夏休みが終わるときのあのせつなさを上手く、漫画にとりいれることができたならよつばと!は傑作として名を残せるでしょう。
(夏の終わり、を描く名手は漫画以外だとスガシカオかなぁ。夏祭りにおける消化し切れなかった夏の残滓の感じがすばらしい)