canashiroのブログ

はてダ挫折者の再挑戦。

アンテナ/くるり

図鑑を聞いたときに受けた衝撃。
「いままで聞いたことのないロックンロールに出会った」
あのときと同じ感触がするアルバム。
図鑑フリークの僕としては本当にうれしい、好みのアルバムに仕上がってる。
これだよ、こういうくるりを待ってたんだよ、という気分でいっぱい。
即効性のある歌はそれこそ「ロックンロール」ぐらいのものだけど、「Morning Paper」を初めとして噛めば噛むほど味のある噛まないとぜんぜん味のしない曲がずらっと並ぶ。
図鑑が気に入れた人は間違いなく買いです。お勧めします。
図鑑のときよりもすばらしいのはクリストファーの加入による、より肉体的なドラム(もっくんが悪いわけじゃないけど。もっくんにはもっくんの味があるし)と達身の加入よって一本増えたギターで表現力が増したこと。
前2作とは逆にほとんどメンバーの演奏だけで仕上げた純然たるバンドサウンドは本当に聞き応えがある音に仕上がってる。
その意味で、「ロックンロール」も同じ手法による音なわけで僕自身はたいした違和感を感じませんでした。
たしかに曲順の問題はあるとおもう。最後にロックンロールをもってきてカタストロフィーを開放するのが正しい曲順かも。
でもHOW TO GOのをケツにもってきてロックンロールを頭のほうってのも正しい選択かも。
どっちがよりよいかの選択はそれこそセンス次第だから一概にはいえない気がしてきた。