canashiroのブログ

はてダ挫折者の再挑戦。

22日分を購入した。

ファウストのSIDE-Bは売ってんだけど、Aないですか?ってきいたら取り寄せですねーだって。
Bの実物見た時点であの倍を読破するのは並大抵でないとはおもったけど……。
げんしけん 7 (7)
この「漫画を愛するすべての人へ」ってオビはやや大げさすぎやしませんかね。
漫画好き=オタクなわけではないし。オタクがすきなのはむしろマンガのほうだし。
オタクマンガ(オタクを描くマンガ)として一時期おおきく進路をそれたんですが、この巻あたりからまたオタク同士の人間関係にスポットが当たってきた気がします。
むしろ、丁寧に人間関係の部分にスポットをあてたのはこれが初めてかな。
以前にもちょこちょこと描写してあったものの、それはオタクを描写するうえでの人間関係描写でしかなかったというか、ウエイトが小さかった気がします。
そもそも荻上というキャラがちょっと作品自体の迷走の上に成り立ってるので微妙ですが、なんとか人間関係を描こうと木尾士目らしくなってきてる気がします。
荻上側がしっかりと描写されているのに、笹原→荻上の理由とかそういうものが欠落してる感じはあるんですけどねぇ。
隣の席になったこを片っ端から好きになるのは中2までですよ、多分。
ラブロマ 5 (5)
唐突といえばこっちの恋愛関係もあまりに唐突で非日常的な関係ですね。
こっちもオビのコピーに言及すると「この物語が、ありえるか、ありえないか。魂のバロメーターでもある」(SPA!の書評かららしい)はちょっと違うんでないか。
ARTIFACT ―人工事実― : 『ラブロマ』は進学校的男子高校生オクテ派の願望の記事にあがっていたように、ラブロマ進学校的男子高校生オクテ派の願望ですから、オクテ派リトマス試験紙にはなっても魂のバロメータにはならないと思うんですよね。
進学校的男子高校生オクテ派ってのは潜在的オタク層だとおもうんですが(暴論)、笹原あたりもここにふくまれるんでないかなぁ。
木尾士目がリアルな恋愛関係を描くとすれば(げんしけんよりも4年生、5年生に顕著)、とよ田みのるはひたすらに願望でしかない架空の恋愛関係を描いたんじゃないかなぁ、と僕は思います。
大学生と高校生というモチーフの違いにもそこらへんが現れてるのはないかと。