canashiroのブログ

はてダ挫折者の再挑戦。

ハガレン

以上っていっちゃったけどもう少し書こう。
このマンガの面白いところは少年漫画の王道的手法に忠実に描かれているところ。
ガンガンという掲載紙とか、世の中の盛り上がりとかでちょっとうがった見方をしちゃいがち*1だけど、オーソドックスに面白い。
主人公が少年であるところ、かつ主人公の性格は正義感にあふれた熱血バカであるところ、賢者の石の連載という壮大な目標があるところ、まわりのキャラクターも個性的で大人なところなどざっとみるだけでも少年漫画の王道的エッセンスがあますことなくつめこまれていて素敵。
主人公は旅から旅を続けるという設定なので外伝を簡単につくれたりするのも巧いなぁというかんじ。
7巻まで一気によんだんですけど、これから気になるのは「練成陣なしに練成できる人はアレを見た人」という風な設定が足かせになるかもなぁ。
アレをみた=人体練成を行った、という解釈になにか別の解釈を加えない限りこれから先は人体練成をおこなった人のインフレになっちゃうので。
わりと人体練成に近い禁忌である人とのキメラをつくったタッカー先生はアレをみてないんでしょうか。
あと、キメラたち自身はアレをみてるのかどうかも気になる。犬の人とかを見る限りではみてなさそうですけど。
大総統はわりとダークな人ですけど、悪人じゃないと自分的解釈です。スクライドのあの人みたいな感じで。
しかし、人体練成に足りないものが魂の練成ってのは微妙だよなぁ。
実際にアルフォンスは魂を練成されてできたものなわけだし、定着もしてるし。
人の形をした肉の塊を練成して、魂を練成、定着させればOKちゃうの?
どっちの技術もすでにありそうなんですけど……。あ、人体練成はないのか?

*1:なんてったって、SEEDの後釜だからね!ホモの嫌いな女子はいません!って大野さんもいってたし