総評

よくもわるくも時代の転換期なのだろう。
すべてが交差していた時間が終わって、またそれぞれがそれぞれの道へとすすんでいったいるのかもしれない。
ここから消えていく人々もいるし、来年あたりひょっこりと顔をだしてくる古馴染みがいるかもしれない。
ジョンレノンの歌が街に響き渡るころ、人々は残酷にすぎていく時間を振り返って感傷に浸るけど、もうずっと繰り返してきたことじゃない。
今回、アルバム選定作業にあたってさまざまな人の意見をみていくうちに自分はやっぱり９０年代な人間なのだと思い知らされた。
だからヒップホップ＝スチャダラ＝楽しい、とかそんなしばりが僕の中にはあるのだ、やっぱり。
もしかしたら僕はどんどん世界の中心からひきはなされていっていつか世界からこぼれ落ちてしまうのかもしれないな。