canashiroのブログ

はてダ挫折者の再挑戦。

たこ焼きパーティーをした話

昨晩、たこ焼きを焼いて食べた。

我が家にはずーっとたこ焼き器があった。私が最初にたこ焼き器を手にしたのは独り暮らしを始めたとき、大学院に入学したときだから8年前だ。私と入れ替わりに大学院を卒業する先輩から賞味期限の切れた袋ラーメンと一緒にもらったのを覚えている。それからずっと、家にはたこ焼き器があった。だけれども、たこ焼きを焼いたのは昨晩が始めてだ。なんで捨ててないんだ俺、間に2回の引っ越しを挟んでいるのにまだ持ってるなんてちょっと病的じゃないか。

そんなわけで、電源がはいるかどうかも不安だったのだが、ON/OFFスイッチしかない単純さが功を奏したか、無事にたこ焼きを焼くことができた。たこ焼き粉というものを利用したので調理も頗る簡単だった。このたこ焼き粉はお好み焼き粉とはまた違うものらしくって、想像だが、カリッと焼き上がりやすいように調整されているのではないか。私が子供の頃に食べていたたこ焼きはもっと柔らかかった気がするが、最近のものは表面がカリッとしてあるのがブームなようで、昨晩のたこ焼きも傾向としてはカリッと系であった。

中にいれる具材であるが、たこ焼きパーティーの御多分に洩れず、タコ以外も中に入れてみた。この中で、特筆すべきはチーかまであった。お好み焼きにもチーズを入れることがあるし、基本的に粉物とチーズの相性は良いものと思う。チーズのみ、というのも試したのだが、たこ焼き(のようなもの)の中にチーズだけだと、柔い+柔いであって、コアが無い感じがして寂しいのだ。その点、チーかまであればチーズの味がしながら、魚のすり身が食感を担保してくれて頗る具合がいい。今後、たこ焼きパーティーの開催があればチーかまはマストである。

そして、いろいろ食べたなかで、やはりタコの存在感というはいい。たこ焼きが発祥して何年になるか知らないが、短くない期間を経てなお、たこ以外が変わり種の域を出ずに圧倒的王道として君臨するだけのことはある。良いのは食感なのだ。外はカリッと、中はとろっとした食感の最後に、コアとしてクニッという食感があると安心出来る。イカだともう少し硬すぎる気がするし、エビのプリッでも弱い気がする。(試してないので案外いけるかも)

たこ焼きに合わせる酒としてはまぁ、ハイボールがいいんじゃないかという感じ。たこ焼きをメインにして酒を飲むっていうのは始めての経験だったのでなんとも言えないけど、やっぱり炭酸系じゃないかなぁ。明石焼きのように出汁で食べるなら日本酒も行けるかもしれない。あ、白ワインなんか呑む人ならソレも良いかもしれない。私が普段よくのむ芋焼酎お湯割りなんかはあんまり相性よくなさそう。悪いってほどでもなかろうが。