canashiroのブログ

はてダ挫折者の再挑戦。

秋味を褒め称えるエントリ

朝晩が随分と涼しくなりましたね。

この頃にでてくるのが、キリンの「秋味」。麦芽がウン倍つかわれてるとかなんとかの、まぁ、もう十年以上は続いているであろう伝統の秋ビールです。もっというと、季節限定ビールの先駆け、といってもいい。

ビールというと、ドラフト、樽生が一番みたいな風潮がこう、あるわけですよ。でもね、秋味の樽生があったとして、やっぱり瓶のほうがいい。ジョッキじゃなくてグラスがいい。グラスなんて洒落てなくていい、コップでもいいですよ。そのね、グラスも冷えてなくていいんですよ。まぁ、冷えてて悪いわけじゃないですけど。

秋の夕暮れ、ちょっと涼しくなってきたな、と思いながら居酒屋に入るわけです。先月までなら、とりあえず生!なわけですが、店内に秋味の広告がはってある。お、もうそんな季節か、と思いながらそれを頼みましょう。瓶とコップが出てきます。最近、瓶ビールなんて飲んでなかったでしょ?懐かしい感じ。一人なら手酌で。連れがいればお互いにつぎあって、さぁ乾杯。カンパーイ!と夏のジョッキみたいに勢いよくやらなくていいんです。お疲れ様、とグラスが触れるか触れないかぐらいの乾杯をやりましょう。

飲むときも、ジョッキみたいにグビグビグビと勢い良くはいきません。まぁ、グラスですから大した量も入ってないし、ゴクッと一口分だけ飲みましょう。そのまま喉に流し込むような呑み方ではなく、一旦口に貯める感じで味わうと、じわっと炭酸の刺激と苦味。そしてゴクッと飲みこんだあとに残る余韻。ほら、宣言までのドライなビールとちょっとちがう、秋味ですよ。

別に店でなくたっていいんです。家でも飲みましょう、秋味。瓶ってーと、後処理もりますから缶でいいです、缶で。家ですから肩肘はらずにいきましょう。季節限定ですから、まちがっても生産から日にちがたって鮮度が落ちてるものはありませんから、神経質にならず、コンビニかスーパーで買ってきましょう。んで、あとは居酒屋の時と一緒です。ジョッキじゃなくてグラスでね。

で、つまみも秋らしくいきましょう。夏は焼肉やらフライドポテトやらの脂っこいやつをビールで洗い流す感じですが、ビールも味が濃いですし、うまみ+うまみのコンボで行きましょう。鉄板なのはさんまの塩焼き。旬のものですから、生さんまでいきましょう。あとはね、しいたけなんかのきのこ類も焼いちゃいましょう。しいたけをひっくち返してじっくりやいてね、あの傘の内側にちょっと醤油なんか垂らしたのといっしょに行きましょう。

おっと、長くなりましたが、秋味です、秋味。類似品の秋楽やら秋宵でもいいですけど、量を呑むもんでもないし、贅沢して秋味にしとくのが粋ってもんです。